皆さまこんにちは。
今日の種差は風のない穏やかないいお天気。
蕪島から芝生地まで歩いて来たという盛岡からのお客様も、
「海がとっても綺麗だった!」ととても喜んでくださいました。
さてさて、皆様もご存知の通り、
種差海岸には多くの文人墨客が訪れ、その美しさを作品に残しています。
青森県出身の歌人『稲垣 浩』もその一人。
明治30年に南郷村(現南郷区)に生まれた稲垣浩は
その生涯を歌道の普及に努め、青森県の文化の向上に貢献しました。
その稲垣浩の歌碑が、『潮観荘跡地』にあるのです。
『芝原に ね転がり聞く波の音 吾をひき入れ その音とする』
昔は歌碑のあるこの場所まで、芝生地が広がっていたのだそう。
稲垣浩はここに寝転がってこの歌を詠んだのでしょうか。
皆様も、稲垣 浩が寝転がったであろう芝生地で
波の音に耳を傾けてみてください。