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春を先取り♪オオイヌノフグリ名前の由来

こんにちは。

晴わたる青空でとても気持ちの良い天気となりました。

しかしとても寒いです。現在気温が2度。

風が少し吹いており、防寒着は必須です。

しかし、地面からは春がにょきにょきずんずんとやって来ています。

ちょくちょくご報告しています、フクジュソウ。

今日も元気に咲いています。黄色い頭がぽこぽこと出ていて可愛らしいですね。

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フクジュソウの咲いている丘の下には

鮮やかな青色のオオイヌノフグリが咲いています。

オオイヌノフグリは道端でもよく見かける一般的な花で、

春暖かくなる前にはもう咲いています。

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他の花が咲かない時期を狙って咲き、より多くの子孫を残す戦略をとっているそう。

また、このオオイヌノフグリという名前の意味を聞いて驚きますが・・。

「雄犬の陰嚢」という意味で、

果実が雄犬のそれに似ているから付けられたそうです。

わんちゃん好きにはその形が想像できることでしょう。

可愛らしいとおもいませんか??

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別名もあり「星の瞳」とも呼ばれています。

海外では、イギリスでは「小鳥の瞳」

フランスでは「ペルシャの聖人」

中国では「地綿」と呼ばれているそうです。

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そんなオオイヌノフグリは外来種

名付け親は牧野富太郎博士。

と言っても、在来種の「イヌノフグリ」より大きいので、

牧野博士はその名前に「大」を付けただけだということで、

この「イヌノフグリ」という名前を付けた先生は他の学者さんだとのこと。

悲しいことに、明治に入って来たこの外来種のオオイヌノフグリに押されて現在在来種の「イヌノフグリ」は

絶滅危惧種となっています。

皆さんもこの可愛らしい青い小さな花を見かけたら、「なんと名前をつけようか」、植物学者になった気分で想像してみてはいかがでしょうか。

 

最後に、「イヌフグリ」の句でありますが、

高浜虚子(1874〜1959年。俳人、小説家)

はこのような句を詠んでいます。

「犬ふぐり 星のまたたく 如くなり」

 

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わたしの、ぼくの一番好きな種差海岸・階上地域をテーマ・題材に撮影した写真をみなさまから募集し、約100点の応募をいただきました。全応募作品を展示しています。                                                                                                      【開催期間】2月1日(木)~3月31日(日)

〇ぷらっとプログラム「自然de自由工作

HP用作品例

松ぼっくりや貝殻などを使って自由工作                                                                                                                                                                                   【日時】3月9日(土)~4月7日(日) 10:00~15:00                                                                                                                                                                                                                                                                                                   【場所】種差海岸インフォメーションセンター内・レクチャールーム                                                                                                             【参加費】100円 ※事前申込不要


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