みなさん、こんにちは。今日は朝からずっと激しい雨の降る種差海岸です。
時々、小降りになる時間帯もありますが、お出かけの際は、どうぞお足もとにお気を付けてお越しください。
さて、昨日のブログで八戸市博物館の展示のご紹介をさせていただきましたが、今日も引き続き、少しご紹介させていただきます。
博物館の歴史展示室に、「八戸藩御領内絵図」(嘉永年間 1848~1854)の地図が展示されています。
いまから約170年近く前の、種差海岸周辺を見てみましょう。
八戸は大昔から馬の産地として有名で、「妙野(みょうの)」と呼ばれる広大な草原で馬が育てられていました。この地図にも、その「妙野」の地名が見られます。
インフォメーションセンター目の前の天然芝生地も、かつては馬の放牧が行われていたところですが、当時はそのような風景がもっと広く、どこまでも続いていたことがわかります。
また、博物館の地図には鯨のイラストが描かれていますが、八戸の鮫や白銀には、鯨にまつわるお話がたくさんあります。八戸市を流れる馬淵川と新井田川がもたらす森の恵みが、鮫や白銀の浜に流れ込み、大量の鰯とともに鯨が集まってきたそうです。
マリエント近くの西宮神社にも、「鯨の八戸太郎」という伝説とともに、浜の守り神となった「鯨石」を見ることができます。
さてさて、そんな展示の中で面白かったのが、コチラ♪
“八戸藩公営飛脚”というのがあったんですね!! 注目すべきはそのスピード!!
1日で走る距離が書かれていますが、普通便でも1日 約84キロってすごくないですか!!!!! 特急便にいたっては驚異の1日 約112キロですよ(゚д゚)!
いやいや…みちのく潮風トレイルのハイカーさんでも、だいたい1日20キロ程度でしょうか…飛脚の方々、アスリート並みの体力ですね。
というわけで、種差海岸にお越しの際は、面白い興味深い発見がたくさんの八戸市博物館にも是非足を運んでみてくださいね。
【イベント・プログラムのお知らせ】
〇「ビーチコーミング&夏の思い出~宝物作り」参加者募集中!!
北須賀海岸をビーチコーミング(砂浜の漂流物を拾って観察)した後、拾った貝殻や流木などでオリジナルの宝物を作ります。
【日時】8月6日(日)10:00~12:30 【受付・集合場所】9:40~受付開始、種差海岸インフォメーションセンター 【参加費】200円(保険代込) 【宝物作りの材料費】300円 【対象】3歳以上(小学生以下は保護者同伴) 【定員】15名 ※要事前申込み 【持ち物等】ビーチコーミングで海に入るため、濡れてもいい服装・靴でご参加ください。タオル、着替え(適宜)、飲み物は各自ご持参ください。
〇企画展「三陸復興国立公園 種差海岸階上地域の、るるる」~祝!!国立公園指定10周年これまでの歩みを振りかえ「る」写真展~
環境省自然保護官事務所が管轄する国立公園内やみちのく潮風トレイルのルート上で撮影した、魅力あふれる自然の姿や地域のみなさんの活動の様子を、写真に「○○+る」とキャプションをつけて展示しています。種差海岸階上岳地域の「三陸復興国立公園」指定から10年、また「みちのく潮風トレイル」全線開通から4年の歩みを振り返ります。
【開催日時】6月1日(木)~7月31日(月)
〇ぷらっとプログラム「貝の壁飾りを作ろう」
貝殻と流木を使ってカラカラ涼しい音がする壁飾りを作ります♪
【日時】7月15日(土)~8月27日(日) 10:00~15:00 【場所】種差海岸インフォメーションセンター内・レクチャールーム 【参加費】300円 ※事前申込不要
〇「種差海岸をガイドさんと歩こう」参加者募集中!!
【開催日時】9月・10月の日曜日 【集合時間・場所】10:10 種差海岸インフォメーションセンター 【参加費】1,000円(ガイド料/保険料込) ※ワンコインバス乗車賃(100円~ワンコインバス100~200円は各自ご負担をお願いします。 【対象】小学4年生以上(小学生は保護者同伴) 【定員】各日8名 ※定員になり次第、締め切り