皆さんこんにちは。
先日8/27(日)『牧野富太郎の図鑑と「らんまん」に歩く種差海岸♪』レクチャー&植物観察会に行ってきました!
八戸工業大学工学部の鮎川准教授から、まずは牧野富太郎氏についてレクチャーいただきました。
鮎川先生から伺ったことをまとめ、皆さんとシェアしたいと思います!
NHK朝ドラ「らんまん」をご覧の方はご存知と思いますが、
このドラマの主人公の「牧野万太郎」のモデルとなったのが、植物学者「牧野富太郎」氏です。
牧野氏は江戸から昭和を生きた植物学者で、「日本の植物学の父」と言われています。
なんと日本の種子植物の1500種に名を付けています。
日本の種子植物は5062種とあるので1/3を彼が名付けたという計算です。
「日本の植物学の父」と言われている所以がこれだけでもわかりますよね。
さらに驚きなのは、牧野氏自身が集めた植物の標本は約50万点あります。
彼が生涯かけて採集した標本、一日平均で計算すると、こんな計算になります・・。
10歳-84歳まで採集したと仮定する。(74年間採集と仮定)
1年あたり6,000点=1日につき約15点という計算です。驚きが隠せません。
牧野氏はかなりの植物マニア(いいえ変態?)であることがわかりますね。
また、牧野氏は八戸市にも縁があり、何度か八戸を訪れています。
八戸市出身の川﨑正氏(神戸市灘中学校教諭)と交流があり
川﨑氏と共に1927年(昭和2)に八戸などで講演を行ったとのこと。
八戸でも恐らく多くの植物を採集されたのでしょう!!
調べてみましたら、「たねブロ」に記載がありました。
「植物学者牧野富太郎が八戸に来た際に採取して持ち帰り、後にナタネの変種ノラナタネとして発表したといわれていますが、残念ながら、第二次大戦中に表土がはぎとられてしまい、今は見ることはできません。」
—-たねブロより引用—-
当時のノラナタネがなくなってしまったのは残念ですが、牧野氏がここ八戸でも植物採集していたことを想うと
ワクワクが止まりません!!
さて、次回は実際に種差を歩き、牧野氏の図鑑を片手に植物観察をする様子をレポートします。
今でもその図鑑は専門家に愛用されています。
写真より、牧野氏が描いた植物画の方が、葉や花、毛、種子などの特徴がよく捉えられているためなのだそうです。
To be continued….
【イベント・プログラムのお知らせ】
〇企画展「世界に誇りたい種差海岸階上岳地域周辺の魅力」
三陸復興国立公園指定から10年を迎えた種差海岸階上岳地域を中心に、八戸市・階上町の世界に誇りたい宝・魅力を、“世界遺産、国宝、天然記念物・訪れた文人の言葉”など、さまざまな視点を通して紹介します。
【開催日時】8月1日(火)~9月30日(土)
〇ぷらっとプログラム「自然物de自由工作」
松ぼっくりや貝殻などを使って、自由に工作します♪
【日時】9月9日(土)~11月12日(日) 10:00~15:00 ※ご希望いただければ9月2日(土)からも体験可能です!! 【場所】種差海岸インフォメーションセンター内・レクチャールーム 【参加費】100円 ※事前申込不要
〇「種差海岸をガイドさんと歩こう」参加者募集中!!
【開催日時】9月・10月の日曜日 【集合時間・場所】10:10 種差海岸インフォメーションセンター 【参加費】1,000円(ガイド料/保険料込) ※ワンコインバス乗車賃(100円~ワンコインバス100~200円は各自ご負担をお願いします。 【対象】小学4年生以上(小学生は保護者同伴) 【定員】各日8名 ※定員になり次第、締め切り ※コースや時間、担当ガイド等の詳細はHPをご覧ください。